【ちょっと危険なYou Tube?!】

今は、無料で音楽を聴くのって普通のことですよね。

検索すればある程度。聴きたい音楽が見つかる。

しか〜〜〜し

そこに危険が孕んでいることご存知ですか??



You Tube発信している私が言うのもナンですが・・・

こちらは、再生回数1,7万回を越える

多くの方々にお聴きいただきありがたいことです。


もちろん、趣味や余暇で聴くのは全く問題ありません。

ただ、楽器を学んでいる人や保護者さんが

なんとなく検索し、それを模範のごとく何度も聴く。

参考にする。

もし、師事している先生が「これ聴くといいよ!」

と推薦されたら問題ない。


だけど、自己判断はとっても危険。


YouTube,本当に素晴らしい世界中の人の演奏もあります。


でもね、例えばそうだなあ、、

アルゲリッチさんを聴きました。


彼女は調子いいとものすごくテンポが速い。

それに憧れてそれを何度も聞いて根拠なく練習してもダメ。


アルゲリッチさんは数多くのコンサートなどから

その都度学んで、いろんな角度から解釈されている。

それを知らず表面だけ真似をしても

それは自分で自分の首を絞めるようなもの。


大人の人などに多いのですが、

素晴らしい人の演奏を聴き、そこを目指す。

それができたら、普段のレッスンはいらないわけで・・


普段のレッスンは、先生方が(私も含め)その人の今現在必要なことを

厳選してレッスンしています。

そこにアルゲリッチさんの演奏は登場しません・・


また、コンクールの優秀な人の演奏も聴くことはよいこと。

だけど、それを模範にすべく何度も聴くのは違うんですね。


せっかくレッスンを受けても、

お家でそういう練習に親御さんが導かれると

レッスンの内容は水の泡になってしまう・・・


例えば、お母様がピアノをされている、されていた

この場合もレッスン後、お家で手を加えてしまうと

同じくレッスンは水の泡に・・・


どちらも子供は、迷いが生じるし

集中力も失う。


実りあるレッスンを積み重ねていきたいならば

You Tubeやその他、模範演奏の録音に偏りすぎないこと。


それが正しいと思わないこと。


解釈や奏法など師事している先生とは

かなりかけ離れた場合もあるから。


どれが正しいということがない世界。

だから難しくも深い世界。


どなたかの演奏を聴いて、

良い意味で盗めるようになるのは

「かなりの実力、経験が必要である」ということですね。


だからこそ、そこへたどり着くよう

レッスンを受け、アドヴァイスされたことに

忠実にやっていく!


師事している先生がアドヴァイスすることは

必ずやるべき意味が存在しています。


だからなんだかんだ言わず

素直に吸収していった人が、本当の実力をつけていく。


とても便利な今。

上手に便利さと関わっていきたいですね!

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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