【ピアノの練習はだるい・・・だから・・・】

ピアノの練習はときにだるい・・・

よくわからない・・・


そうだよね、曲のレベルが上がるとき

新しいテクニックを学んでいるとき

練習しているつもりだけどつもりに陥っていて

上達が感じられないとき・・・

世間では、ピアノはネコでも音が鳴らせる

って言われることもあるけど

まあ、鳴るよね、、


だけど、ただ鳴るだけで

それ以上のことは起こらないわけで・・・



例えば、お子さんが

「ピアノやりた〜〜い!」

と言って始めても、早かれ遅かれ

ピアノの練習はだるい、しんどい、きつい・・・

なんて言うか態度に出る時期が多くの人の場合起こる。


だいたいがレベルが上がり

新たなテクニックやそれまでの練習を変えざるを得ない時期、

上達したければマインドも(ときには親子で)

変えないといけない時期。


これはどう見てもこれまで経験のない

不快的領域に足を踏み入れているから

心地よいはずがない!


そこで、子供はあ〜だ こ〜だと親御さんに

多くの場合お母さんに言ったり八つ当たり?


親御さんからしてみれば

「あなたがピアノを習いたいっていったんでしょ!!!」

となる。

これも納得。


「そんなにあ〜だこ〜だ言うんなら

やめなさ〜〜〜〜い!!!!」

というやりとりがピアノを習っている

世界中津々浦々のご家庭で

なされていることと思う。。


そこでそう言われてあ〜だこ〜だ言ってる子供が

あっさりやめるのか???というと

ほぼほぼ

「やめな〜〜〜い!!!」

と言うのである。



あ〜だこ〜だ言っていておかしいではないか???


いやいやこれ、心理的に言うと

やめたくてあ〜だこ〜だ言ってるのではなく

ただ、今までの練習を変えることがなんとも不快

これまでと同じようにしているのに上達しない

こんなに難しいことをしてること、お母さんはわかってるの〜〜〜!

他にも沢山あるが、そういう訴えであり、

ストレス発散であり、ときに身内だから出る甘えである。


大人だって

なんだか今日は気分がのらない

なんとなく仕事に行きたくない

家事をサボりたい

etc・・・

ありますが、子供のようにあ〜だこ〜だは

まあほぼ言いませんよね。。

大人はそう感じつつも黙ってやる。。


私の周りで子供のころ楽器をやっていて

10代でやめた人に聞くと

・とにかく練習が嫌でピアノは嫌いではなかった

・親にあ〜だこ〜だ言っていたらあっさり止めさされ

 止めたいわけではなかったと言い出せなかった

・今になれば継続しておけばよかった



興味が他に移った人もいるけど多くの人がこう答える。


彼、彼女たちの親御さんはというと

・自分が気長に忍耐を持って接していればよかった

・あ〜だこ〜だ言うからてっきり止めたいんだと思った

etc・・

こういう方も多い。


稀に

・こんな状態でレッスンを受けても謝礼がもったいない

という方もいる。


ピアノとバイオリンってやはり6歳頃までに習い始め

継続するのが一番。


でも初期から本当にかなり高度なことをやっている。


そして親御さんの協力、理解もいる。

幼い頃から始めないとゆくゆくの上達が左右される

なんとも稀なお稽古事なのである。


戦後、特に数字で結果が出て評価されるようになり

目に見える評価でいかに早く結果がでるかで

一喜一憂しがちな現代人。


でもね

そこだけをターゲットに求めていても

いつか心の潤いはあせていく・・・


ずっと結果を出し続ける人はいないわけで・・


必ずどの分野も成功者といわれる人は

こういう状態を何度も経験し乗り越えている。


こういう時期があれば

子供も自分と葛藤してるんだな

次への成長の兆しだな

不快的領域真っ只中なんだな

親子で忍耐を学ぶ時期だな・・・と。


まあ、決して楽な時間ではありませんが

どんなお稽古、勉強でも上達したい、結果を出したいなら

それ以前に変えないといけないことが必ずある。


そこを見失わないことですね!


こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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