速度記号は速さを表しているのかな?

曲も少しレベルが上がっってくると

左上に何やら横文字で指示がありますね?

多くの場合はイタリア語。


ショパンのエチュード、Op.10-1,Op10-2を見てみます。


あら?どちらもAllegro


これはコルトー版ですが

同じAllegroなのに♩=176,♩=144

速さが違いますね。

(曲が違うこともありますが)

これらは大体の目安であって絶対ではありません。


さてAllegroとは?

多くの場合、学校の授業などでも

「速い」と習うこともあるかもしれません。


だけどAllegroに本来、速さの意味はなく

陽気な、軽快な といったニュアンス。


ここが母国語でない難しいところ。


例えば

陽気な人が、辛そうに歩かないし

軽快なダンスといえばテンポは速め。


だから速いになっちゃうんですね。


速い=Prest

こちらが正解。


例に挙げているAllegroですが

その人が感じる陽気さ、軽快さというものは

若干違っています。

同じ早足で歩くとしても年齢や性別、足のコンパス??

その人の感じる早足というのはいつも同じではないんですね。


音楽はどのジャンルも曲の速さはとても大切で重要。


ある程度の年齢になったら、

楽語をイタリア語の辞書で引いてみるのも良いですね^^


そうすることによって、日常、

イタリア人がどんな時に我々が楽語と言っているものを

使っているか理解できますから一石二鳥^^


本当に音楽において一曲仕上げるということは

小さな準備の積み重ねですね。。

ガーデニングなども見えないお手入れがたくさんあって

美しさが表現されるように

ピアノ曲もたくさんお手入れすることで

仕上がりに輝きが増すのだと思いますよ♪

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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