子供っぽさって必要 だけど 音楽は書いてある通りに・・

コンクールにでるとなると、

細かいところまで注意して練習しなきゃいけない。


これがまあ、なんともときに苦痛なわけだ。




スラーで書いてあるところを、無視して弾いてしまう、

強弱も自分がしたつもりではなく、聴き手が理解できて

はじめてそう表現していると言える。


本当に一瞬一瞬、零コンマで音楽は過ぎ去っていく。

あっ!!!って思ったときはすでにとき遅し。


幼稚園のお子さんなら

あら!可愛い^^ で済まされることも

小学生になってくるとそうはいかなくなってくる。


天真爛漫な子供っぽさはもちろんあってよい。


だけど楽譜を表現するときは

年齢にかかわらず、どこまで楽譜を理解し

忠実に書いてあることをやって

その中で表現していくか・・


もちろん多くの子供はそんなことはできればしたくない。

楽しく書かれていることはそっちのけでいたい。

できればそのまま上手になりたいというのが

本音ではなかろうか。。


それで上手になってくれれば、大人も万々歳であるが

そうは問屋が卸さない。。


理解できるレベルの曲できちんとやるべきことを学んでいく。

その積み重ね。

それが10年後、20年後に花開く。。


コンクールに出ることなく、ただ少し演奏できるようになればいい

という趣旨であればそこまで細かさはなくてもいいだろう。


だが、一度コンクールに出ると決めて向かうとなると

演奏上の子供っぽさは徐々に卒業する必要がある。


なんとも不思議なもの

ある意味、矛盾しているというか。。


お箸を勝手にきちんと持てるようになるのは難しいのと同じく

大人が指導者があきらめず辛抱強くあらねばならない。


曲を書くということは本当に大変なことなので

学ぶ側も曲に書いてあることに愛情を持って

取り組んでいきたいですね^^


「美しさを求める、表現する」ということは

ピアノに関わらず

きめ細やかさ、厳しさ、ときに自分を律すること・・・

そんなことが大切であることを

幼いながらも少しづつ皆さんが理解していってくれたら

嬉しいなあ。。


さてさて、本番もすぐそこ!

だからこそ再度、楽譜をよくよく観察してみよう!!

まだまだ気づくことがあるはずだぞ!!!

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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