留学のメリット、デメリット〜あなたはどっち?〜

先日の茶話会で留学話もでて

なんとなく懐かしくなって、語学学校時代の写真を眺める。

これは語学学校のコース終了パーティ。

多くの人は2ヶ月(もしくは半年)のコースをとって

それぞれの目的に歩み出す。


私は受験前で校長先生に掛け合って

グランドピアノの練習の許可をもらい

日々受験に向けて練習していた。

背水の陣でドイツに乗り込んでいました。

落ちたらどうしよう・・・は、なぜか考えてなく

後悔のないようトコトンやる!

それのみであった 笑


これは受験曲も含め、折角だからと

みんなの前で受験リハも含め演奏。

ありがたかったわあ〜〜。。

この写真に写っている人、みんな覚えてる^^



こちら新婚部屋と言われていたベランダ付きのお部屋で

(新婚さん留学生が優先に割り当てられていたのだけど

その時はなぜか我々が・・・)

ロシアから留学していた数十年前の??心臓外科医の友人と私。

彼女の妹さんは指揮者で妹さんと年齢もほぼ一緒で

あなたは妹だよ、一人増えて嬉しいと言いながら

毎日宿題をチェックしてくれたものです。

彼女は1コース早く在籍していたのでね。

ロシアは医師は女性が多く、政治家は男性の職業らしい。

ロシア、女性の政治家ってみかけませんよね?

女性の方がきめ細やかさがあるから

医師に向いているという風習らしく。。


下に管理人さんがいて、外科医とピアニストなら

静かに過ごすに違いないと割り当てられたらしい。

けど・・・

ベランダもあり寮の中で一番よいお部屋で

いろんな人がやってきて、週末は結構騒いでいた??のか

呼び出し何回か 汗

しかし、そうしていろんな国の人の話す

ドイツ語のアクセントを聞き

どんな考えで留学しているのか、なぜドイツなのか

今後どう歩むのか、

そんなことを真剣に真夜中まで辞書を引きながら話していた。


留学して日本をあけると、空白ができる。

その間、日本にいる人は着実に基盤を築いていく。

今はSNSの発達で以前ほどではないと思うけど。


また、そこまで苦労を買ってまでする必要もなかろう

という人もいる。

受験をクリアするのも簡単ではない。

暮らすところを決めるだけでもなかなか。

言葉も思うようにならず、

大学の内容は日本の比ではないくらい

濃厚で大変。。

国際コンクールで1位をとれば日本でも磐石であろう。

しかし、それは狭き門。。

苦労だけして日本に帰って何もないかもしれないんでしょ??

ゼロから切り開いていく可能性もあるわけでしょ?

なら、やっぱり日本が一番。

これも一つの考えですね。


ではメリット。

日本にいては知ることのない歴史に触れざるを得ない。

日本では全く教えられていないことを知り

日本を諸外国がどう教えているかも知る。


日本にいたら出会えない人と出会えるご縁。

これは生涯の財産だ。



日本人としてどう考えているのか?と迫られることもある。

海外から見る日本は、日本の中にいるそれとは大きく異なる。

そして利害関係のない学生時代の留学だからこそ

時には国同士の考えとしてぶつかることもある。

そう、私は日本人!と知らない間にそう思う自分がいる。


日本にいて私は日本人と日々思うであろうか?

おそらくグローバルにご活躍の人は日々晒されるだろう。

だけど、多くの人はそんな意識はなくても生活できるのでは?


留学するお国でもまた、刺激は違うんだな。

アメリカとヨーロッパでは違う。

歴史から鑑みてそうなって当然。


日本語で言う「外国人」これを経験することで、

いかに平和な母国がある、帰ることのできる国がある

そんなことに感謝できる。


そして、クラシック音楽の伝統、根付き方

この大きな違いを肌で感じ、学ぶ。

そして怪物のような才能の持ち主にも出会う。

これも今になれば貴重な体験。


どちらが正しい人生とは言えない。

ただ、あなたにチャンスが少しでもあるのなら

多少の苦労はあってもチャンスを掴み世界に出て欲しい。

年齢を重ねて出ても全く問題ない。

ただ、若い時の吸収力、柔軟さは強みだ。


ある意味、「他人のご飯を食べる」

これは人を大きく成長させる。


海外で悔しさ、情けなさ、寂しさ、孤独、挫折

そんなことを経験するチャンス。

これは実はとても幸せなチャンスではないか!

と私は思うのだけど、あなたはどうだろう・・・








こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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