【コンクールっていいものですね】
「コンクールっていいものですね」
コンクール前のホール練習終えてからの
お母様のお言葉。
「以前は入賞することを思っていたけど
それ以前に学ぶことがあって気づくことがあって・・」
本当にそう思う。
もちろん入賞を目指して指導者も親御さんも本人も
目指すわけだけど、
時にご本人、弱さに負けてしまいそうになる・・
懸命に掘り下げて学ぶからこそ
こういう場面に直面して、改善を迫られるわけで。。
なので何か課題が出てくることは
なんら悪いことではなく
むしろ天から良い方向へいくための
お導きだと思う。
ここを逃げずにやれば
必ず成長できるから。
こういう芸術に点数をつけ、順位をつけるって
本来、無理があるけど
世の中はコンクールが増えることあれど減ることはない。
この世の中の人を魅了するコンクールって
なんなのだろうか・・・
コンクールって
大きく人を成長させるものでもあると思う。
参加者がみんなその日に向けて準備し
その一瞬のために全力を尽くす。
その一瞬にはいろんなドラマが隠れているわけで・・
沢山受ければいいとも思わない。
次へつながるものとして成長の糧として
選んで受ければいいと思う。
ただただテクニックのみを追いかけ
入賞のみを追いかけたら
いつかは疲れるか、挫折して立ち直れないか
なぜコンクールをやっているのだろう?
と迷走するだろう。
だけど、このコンクールで何を学び
次へ繋げるのか!
が明確ならどんな結果であれ
次へ向かう力となるだろう。
昨日、PTCピアノコンクールへ
レッスン生の一人が参加させていただき
本選通過逃すも奨励賞。
今回、この結果は再度、改善すべきところを改善し
出直すようにと言っていただいていると感じている。
賞の結果以前に見直す、改善するところが多々ある。
これはコンクール前から認識しているもの。
これをお母様も指摘されているから
はじめのような言葉が出ておられる。
周りの大人が真剣に向かうからこそ
子供も「逃げない力に変える勇気」がでるのかもしれない。
今のお子さん、学生たちは
素晴らしい環境で演奏でき
自分にあったコンクールも選択できる環境って
ある意味贅沢で、とても恵まれているなあって思う。
ピアノで何を学ぶのか
コンクールで何を学ぶのか
ここをブレずに共に成長していきたいですね!
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