【正解がない中で考える力をつける】

日本庭園って本当に侘び寂びがあって

受け取りかたは様々。。

写真は先日伺った由志園


ヨーロッパはシンメトリーで

これはこれで均整がとれて美しい。


日本庭園は、独創的で

その庭の周りの景観にも溶け込むよう

考えてあったり、

水の音、葉のそよぎまで計算してあるかのよう。。


日本人って一つの正解にこだわらない民族だと思う。

それでいて、探究心は旺盛かつ器用。


様々な文化、食もとり入れて

アレンジするのも上手。


曲を仕上げていくのも同じで

これが正解ってないんだよね。


もちろん、基本はありますよ。


バッハならこう、ショパンならこうってね。



だけど、そういう基本的なことは理解した上で

この演奏が正しい!っていうのはない。


指使いも手の大きさや解釈によることもあるし

アーティキュレーションも好みにより違う。


なぜそう解釈するのか、好むのかということを

落とし込むことは大切。


そこにたどり着くには、試行錯誤の連続。



これはレッスンを受けた後、一人練習する時は

ときに孤独だし、これでいいんだか・・・って

不安にもなることもあるし。。


そういう試行錯誤から「考える力」って

つくんだね。


人は修正、試行錯誤しなくなると成長が止まってしまう。


いろんな考えや演奏がある中で

私はこう思う!と伝えることができることが大切。


人の心に届く、響く演奏は

試行錯誤して磨いたものを

心から届けるってことじゃないかな。。




こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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