【嫌われる勇気の前に 許す勇気を持つ】

人は大なり小なり 

許せない人 

許しがたい人  

がいるものではないだろうか? 


ネコちゃんはそんな小難しいこと考えないだろうなあ。。


普段は気になってなくても
ふとした瞬間に

怒りのようなものがこみあげる
みたいな・・・ 


私自身は、親に対して
もっとこうして欲しかった
とか 

理解して欲しかった
などあった。 


許せれば楽だと理解しつつも 

なかなか心のどこかでそうできない。 


要はそうできない自分を許せなかったわけだ。 

我々兄弟の受験期前から曽祖母の認知症がひどくなり 

物忘れ、徘徊がはじまりおむつも必要に。 


当時は今のようにデイサービスなど 

老人のためのサービスは行き届いてなく、家族総出で介護した。 

10年間くらいは彼女に家族全員が
振り回されるというと失礼だが、 

誰かが監視、介護する必要もあり 

両親がいない時は兄弟でおむつを替えていたなあ。 

これが華奢に見えて結構重い。

なかなかこの状況で介護をしてくれる人を探すことが

とても困難だったと認識している。 

心の底からこうなる前にあの世にいきたいもんだと 

小学生ながら思った。 


人間に与えられt時間は公平で24時間。 

エネルギーもどんどん泉のごとく湧くかといえば
そうではない。 


母も長い介護生活で、自身も体調がずっと悪かったし 

曽祖母が亡くなったあとは、さらに悪化し入院した。 


当時高校生の時で、私はすでに家を出ていたのだが 

母の病室に泊まり学校へ行くという時期もあった。 

その半年前は私も少し入院していたのだったが・・ 

(いつも他人の人にお願いするのもストレスが溜まろうと思い・・) 


高校生となれば受験もあり
自分に集中したいし、家族もそれを支える。 


これが私の場合、とても難しい状況だった気がする。 


そのほか、親は精一杯してくれているけど 

当時の未熟な私は満たされていなかったのである。 


今でも、親はできることはしたという。 

私の中ではこうして欲しかったは多少あるけど 

年齢を重ねれば、本当にあの状況で精一杯してくれたんだなと 

心底思えるし、感謝もできる。 


もっと若い頃はぶつかったこともある。 

が、いくらぶつかっても親は精一杯しているのである。 


なかなか意思疎通は難しい。 


ただ当時、介護がなかったなら 

うまくいったかどうかはわからないけど 

もっと違う教育ができたかな
してみたかったなとも言う。 


親を許せない自分を受け入れ、自分を許し始めた時 

当時の環境、親のことも受け入れられるようになったかな。 


おそらく、両親の当時の年齢で壮絶な介護をしている人は 

周りにはいなかった。 


どちらかというと、様々な面で親御さんから
支援を受けている時期。 


きっと理解していくれる人も少なかっただろうと推測する。 


受験期も本番さながらの受験生の集まる弾きあい会でも 

我が母は遠かったし、体調もまだ万全ではなかったから
参加は私だけ。 


ほかの人たちの多くは、当然、お母様が付き添い励ましておられる。 

なぜか後ろめたさを感じたもんだ。 

なぜ、あの子はこんな重要な時期に一人??みたいな目線も感じ。。 


なぜこんなことを書いているのかというと 

許せない=頑なな、頑固な感じ 

これは体もきっと硬く強張っていて
心も同じくだ。 


演奏する時も強張るに違いない、無意識に・・ 

そしてどこかに許せない音が響く。 


許す=ゆるむ 


そう、体も心も緩む 

そうすれば柔軟性が出て、 

いろんな意見も聞きいれることができるし 

演奏の際も体の強張りが違う。 


幼い頃、思春期の怒りを持ったまま 

結婚し親になり気づかないふりをして過ごしている人が多い。 


しかし、
どこかかから出てくる怒りや不安は 

結構、ここのあたりに起因していることも多い。 

(親、兄弟、家族、学校の先生など。) 


子供への期待も、自分ができなかったから 

それを子供で実現しようとする。 

親子だけどその子の生き方は別なのに。。 


もし、どこかそういう怒りや不安がある場合 

自分の中のもう一人の自分(幼い頃から10代にかけて)と 

向き合ってみると、苦しさや認めがたいことも出てくるけど 

それを出しきり浄化させると自分に優しくなれる。 


 人は、許すことを学ぶために産まれてくるのかもしれませんね!        

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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