【自分の専門分野だからこその 灯台下暗し】
幼い頃から、来る日も来る日も
音大を目指すとなれば
白と黒の鍵盤に向かうことになりますが
多くの音楽家の方々も様々な年齢の時に
何かしらの挫折をご経験ですよね。
おそらく皆さんが想像できないような挫折も
私の場合、
多くしてきたわけですが、、
その世界にいるから、見えないことってやはり多々あります。
多感な時期に海外に出て、
怪物のような才能を持つ人を肌で感じ、
日本でも自分の持っているものに対し(才能とか諸々)
過信したことはまったくなかったけど、
さらにそこで日本のクラシック音楽の狭い世界、
(世界の常識=日本の非常識、またその反対も然り)
また自分自身一生謙虚でいれるものをいただきました。
我々は、いつもさらによくするにはどうするのか?
尽きぬ課題に取り組む地味な世界。
これはレベル云々でなく、どの人も継続すればついてくる。
その欲がなくなったら、演奏することもなくなるんでしょうね。
これまでの人生、無駄も失敗もたくさんありますが
それがあるから、
強く共感してくれる方があらわれるのだなと。
ここに細かく私の挫折など書いたことはありませんが
何か感じることあってご相談などのメッセージをいただくのだろうと
感じています。
天職や天命などと言いますが
これらはあ〜だこ〜だ考えているうちは
そこへは辿りつかないのだろうと。
きっと無心に動いていると
天も手を差し伸べたくなるんですね。
自分のことってわかっているようで、
場合によっては一番わかっていないことってあります。
そこにさらに気づいて行動できるかどうか
これもその人のこれからの人生を大きく変えるものだと
最近とても実感しています。
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