【楽譜にこだわる必要ってある?】

レッスン生に曲を決めた際に

この楽譜を購入してね!

とお願いする。


時に、そんなに違いがあるのですか?

と質問される。


あるんです!!!


こちらの2冊。




どちらも原典版といわれ、

作曲者の原曲からあまり手を加えてないものだけど


校訂者や運指(指使い)の担当の人が違いますね。


赤いウィーン原典版は、クリストフ エッシェン バッハさん

右のグレーのヘンレ版は、ワルター ジョージさん


ということは、その人の解釈によって若干変わり

暗譜しやすく小節を配置してあります。


こういう楽譜は少しお値段も高め。


いわゆる1楽章を抜き出したような楽譜や

お安めのものはミスプリが多かったり

あまりオススメの運指やアーティキュレーションではなかったり。。



参考書にも良いものそうでないものがあるように

楽譜にもあるわけです。


特に読譜や暗譜の際、よい楽譜を使用した方が

学びも多くはかどります。


1つの曲につき2〜3冊の楽譜を見比べるといいですね。


また、お国が違えばや作曲家が違えば

楽譜の出版社は変わってきます。


校訂する人でかなり違ってくるので

原典版と言われるものを必ずチェックすると

校訂者の意図が見えてきます。


楽譜も奥が深いんです^^



こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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