【調律って必要?】


一昨日は、ピアノの調律。


先日、ソロのリサイタルもあり

結構お疲れのご様子。。。



調律師さんとは、30年近くのおつきあい。



いつも開口一番

「ど〜〜や??」


今日の場合、高音の変な緊張感

鍵盤のタッチの軋みを感じること

音の伸びなどなど・・・



鍵盤が一つ上がらなくなって

バネが外れたことはわかっても

自分では治せないのがピアノという楽器。



「タイミングよく外れてくれましたよ。」っていうと


「遠慮せずその時はいいんさい。(広島弁)

時間都合つけてそのくらいさっさと来て治すわ」と。



ありがたいことだ!



ハンマーに針を入れるのも

音を鳴らしながら

「どう思う?」と尋ねられる。



柔らかさを求めるともう少しと思うけど

ハンマーの状態を見ればこのくらいかなあ

なんて言いながら。。。



よい意味で妥協点を探してもらえる。

どんなピアノでも留学時代弾いていたから

案外海外に出ていた人たちって

細かいことにも気づきながらも

よい意味で大らかにもなっているような。



本当に多くの日本の調律師さんの腕は高い。

なぜ軋みというように感じるかは

ここがこうだからとか

調律の間はずっとあれこれ質問させてもらう時間。



終わった後は、弾きにくかったパッセージなどが

楽に感じるところもある。



よいピアノ、メンテナンスの行き届いたピアノで

練習することも大切。



しなくていい苦労をする羽目になることもあるから。

昨日も書いたけど

響きとピアノの状態で助けられることもあれば

足を引っ張られることもある。



自分で手をどんどん差し伸べる場合は

とても本番後、疲労を感じるものだ。

経験を積む大切さはこういうことかもしれない。



湿気の多い日本にいると

ヨーロッパの響きに飢えることもあるなあ。。



ピアノさんも少しの間はご機嫌だな!


調律は

1年に1回は弾いていてもいなくても

しましょう!



お家に眠っているピアノがある方

ぜひ調律をなさってくださいね。



体のメンテナンスと一緒で

しなければ劣化が酷くなる一方ですから・・・・

 



こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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