東北にて

先週末、ご縁をいただき東北は宮城県にてチャリティコンサートで演奏させていただいた。当日の朝、目覚めると 吹雪・・電車も強風で徐行運転しているほど。東北の冬の厳しさを肌で痛感した。震災特需なのか、仙台のホテルはいっぱい。宮城県は比較的、復興が早いらしい。震災後、被災地によりメディアや支援など日の当たる場所と当らない場所の格差が今問題なんだとか・・いまだ、地震も頻繁でご来場者や知人も「あっ、今のは震度3」ってわかるようになったとか。。震災の日のことを知人が話してくれたのだが仕事から家に帰って、余震は続き、電気関係、水道は途絶え、ガスのみ使えたらしい。あの衝撃は忘れられないし、東北でこの経験をした人はあれからずっと何とも言えない気持ちを持っていてきっと皆さん、恐怖は拭い去れないものがあると。本当だ。何事も経験した人じゃないとわからないもんだ。。こうして、知人と元気で数年ぶりに再会できたことは嬉しかった。お互い健康であればこそ!!今回、津波の被害があった場所に比較的近かった。時間の都合で足を現場には運べなかったがいまだ瓦礫の山で、多くの人が車の中へ閉じ込められたまま津波にのまれ、発見されたときは目を覆う現状だったとお話いただいた。タクシーの運転手さんも、地震1時間後、ニュースで10メートルの津波がくると放送あったけど、それは大げさじゃない?と逃げ遅れた人も結構いると話された。そちらの方向に手を合わせるとともに、奏でる音が亡くなられた方の御霊に届くよう演奏した。(私の演奏で安らかに眠られるとは考えがたいが、今回のコンサートが決まってからこれは強い思いを持っていた)演奏中、震度3か4の地震があったようなのだが私自身は、かなり集中していたのかまったく気がつかなかった。。終わってスタッフさんから教えていただいて知ったのだが。。演奏後、ご来場者の方々とも少しお話させていただき津波でいとこさんが亡くなられた方、ご家族はご無事だったけどご実家が全壊された方・・・しかし、皆さん笑顔で「あ~だ こ~だ言っててもしょうがない。生きなきゃいけない。」っておっしゃるんですね。これには、頭が下がった・・・本当に・・ヒロシマから来てくれてありがとう、嬉しかったとも。。東北の方は、控えめだけど芯が強い。解説を交えながら、ソロにて演奏させていただいたのだが大きく頷いてくださったり、あまりクラシックにこれまで興味がなかったけどこれからは行ってみますとか。。東北で優秀な演奏家の方々が、きっと沢山、活動されていらっしゃいます。喜ばれますよ~~~!温かい交流をありがとうございました!!!今回、ご協力、ご支援いただいたR様をはじめスタッフ、ボランティアの皆様本当にありがとうございました。新幹線に飛び乗る前、皆さんから勧められた牛タン!いただきましたよ~~~~!!!とっても美味!!!知人が老舗に連れて行ってくれました。
酢モツ
疲れた体に、牛タンパワーと皆さんの優しさが沁みました。。。皆さんにお目にかかれて、充実した時間を共有できて優しくお声をかけていただいて、ありがとうございました!!!!!

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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