【演奏動画配信!ベートーヴェン作曲 月光ソナタ 全楽章】
新たな演奏動画を配信しました。
9月24日のピアノリサイタルの演奏。
ベートーヴェン作曲
幻想曲風ソナタ 作品27-2 嬰ハ短調 (第14番)
第1楽章 Adagio sostenuto 嬰ハ短調
第2楽章 Allegretto 変ニ長調
第3楽章 Presto agitato 嬰ハ短調
PIANO
こだま美由希
ベートヴェンの「3大ピアノソナタ」
とも言われるだけあって
やはりとても魅力的なものだと再認識。
ただ、私は若い頃は、何というか
ベタすぎる気がして、あまり好きな楽曲ではなっかたのだ。。
だけど年齢を重ねた今、演奏してみると
なんとも味わい深い曲だと感じる。
ベートヴェン、30歳頃の作品。
その年齢を優に越しているせいか 笑
「月光」とベートーヴェンが名付けたわけではない。
周りの人たちが第1楽章のメロディから
そのように言い始めたことによる。
そして、出版社がベートーヴェンの許可なく
月光ソナタと記したとも言われている。
そのことをベートーヴェンは快く思っていなかった。
当時、この曲はかなり、もてはやされていたらしい。
だけど彼は
「僕のピアノソナタにはあの曲を勝るような
素晴らしい曲がたくさんあるのに・・」
と不満を漏らしていたという。。
演奏して思うのは
あの第1楽章、3連符の連なりで終始、演奏するのだが
意外と集中力がいる。
アタッカで第2楽章に入った時
瞬時に切り替えるのは、スイッチを瞬時に入れ替える必要がある。
嬰ハ短調に挟まれて、変ニ長調。
主軸となる鍵盤での音は同じなのに
調性でこんなにも魅力になるとは。。
何とも粋なはからいと言うしかない。
私の中では
第1楽章はベートーヴェンが
自分と静かに対峙しているような気がする。
第2楽章、恋い焦がれた伯爵令嬢への温かい想い、
そして楽しかった想い出、憧れ、そんなものを感じる。
第3楽章は、何とも荒れ狂っている感じだけど
自分に対する怒りというか、不器用さというか
そんなはけ口のないものが
音楽で余すところなく表現されているように感じる。
さて、皆様にとって、
「月光ソナタ」は
どんなものでしょう!
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