【演奏動画 バッハ インヴェンション第12番】
バッハ インヴェンションシリーズ
今日は第12番 イ長調をお届けします。
J.S.BACH
INVENTION No,12 A-Dur
PIANO
MIYUKI KODAMA
バッハ インヴェンション 第12番 イ長調
演奏 こだま美由希
トリルが入ること、16分音符の動きから
とても生き生きと華麗な曲。
第5番、第9番、第11番同様、二重フーガの手法を用いている。
(2つの主題が結び合わされて展開されている)
装飾音の華麗な旋律に16分音符の動きの早い音型が支える。
テーマは2小節目2拍目、3、4拍目は追加句、
左手は2小節目まで追加句として支える
9小節目から第2部と捉えることができる。
18小節目からコーダ。
インヴェンションを書いたケーテン時代のあと
1723年頃、ライプツィヒに移りトーマス教会の合唱長として迎えられる。
バッハに前任者は「ダヴィデとゴリアテの戦い」で名を知られている
聖書ソナタの作曲者 ヨハン=クーナウだった。
バッハはこの職につくために就職活動もし教会の管轄だった
市当局へ今のサラリーマンが書くような誓約書を書いているとか。
そして決して望まれて採用されたようでもないらしく
仕事も多忙を極め教会付属音楽学校で指導し
2つの教会(聖ニコラス、聖トーマス)の多くの儀式のために作品を作る。
それに加え、教会での演奏も指導し自分自身も指揮をする。。
そういう生活の中から「聖マタイ」「聖ヨハネ」の2つの受難曲
「クリスマス オラトリオ」「ロ短調 ミサ曲」などが生まれているのだから
なんとも天才ゆえというか、努力家、勤勉家・・・
現代にバッハが誕生していたら
度肝を抜かれるような曲を作曲するに違いないですね。。
0コメント