音楽の7大原則

日々の練習で7大原則を常に意識するのとしないのとでは

大きく身につくことが変わってきますね。

では、7大原則とは???





7大原則

・フレージング

・調性

・強弱

・アーティキュレーション

・和声

・リズム

・指使い


・フレージング

 フレーズってよく聞きますね?

 スラーがあってそこを一息で歌うとか

 そのフレーズの中でどこへ向かっていくのか

 フレーズを素敵に歌うためにあとの5つが大切になります


・調性

 自分は何調を弾いていて、曲はどのように転調していくのか?

 それはどのような関係性で紡がれているのか?

 なぜそのような橋渡しができるのか?

 それらを理解して練習、演奏する必要がある


・強弱

 これは言わずがなで、人が普段お話する時も

 人に聞かれたくない、他の人に配慮する場合は小さくなりますね?

 遠くの人に伝えたい、気分が高揚している、嬉しいことがあった

 そんな場合は知らないうちに大きな声になりますよね。

 これは演奏する上でも同じことで、ただただ書かれたことを弾かれても

 聴いている人には何も伝わらない。。


・アーティキュレーション

 これを学ぶにはバッハが最適。

 原典版を使いながら考えていくと、いかにアーティキュレーションが

 様々な解釈があるかわかる。

 短めのフレーズの中でこの音とこの音の間は切るのか?繋げるのか??

 同じ4分音符のスタッカートでもどんな強さ、音価にするのか?

 この解釈が大きく異なるのが特にバッハで、校訂版を使用するにしても

 その校訂者の意図をはっきり把握していないととても危険。

 ピアノは音はどんなやりかたでも鳴るので、これを習得するには

 練習量、試行錯誤が不可欠ですね。


・和声

 これは和音の響き、フレーズを支えている響き

 この響きによって同じ曲でもクラシカルであったりモダンにもなる。

 和声の進行を理解して演奏することは骨組みを理解することなので

 こういうことからソルフェージュがとても重要。


・リズム

 これは説明しなくてもわかりますね?

 リズム感があるとかないとかよく表現されますが

 歯切れの良いリズム感は大切。

 ポップスとクラシックのリズム感は少し考え方が違いますが・・

 リズムがなければ音を楽しむことは不可能ですね。


・指使い

 やはりピアノにおいて指使いは避けて通れない。

 基本はすべてのスケールの調性を間違い指使いで弾けること。

 これは基本中の基本。

 スケールやアルペジオというものはどんな曲にも出てきて

 曲の華やかさを添えてくれる。

 この基礎を習得しておけば、応用するのみですからね。


他にもやることはありますが

必須事項として上記は重要です。


これらはどんな曲にも応用されることで

どれ一つ抜けても音楽はホップの効いていないビール?

のような演奏に・・・


どんな人が聴いても上手な演奏というものは

こういう基礎がしっかりしているんですね。


楽器のレッスンは、これを読んで自分でできればいらないけど

読んだだけでは習得が難しい。

だからある意味、手取り足取りレッスンする。

指導されたことをなぞるように学ぶ人は日々練習する。

指導されたことと違うことをやっていては

残念ながら練習にならないんですね。


しっかりレッスンされたことを

そのまま家で何度も繰り返してくださいね!


P.S.

明日、ステップの人

すべてできなくてもいい。

だけど、これだけはという自分の目標はぶれないように!

 

 

 

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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