【幼い頃から本物、一流に触れる】


山田美彌子さん監修『未来への伝統』という番組で

京都在住の尺八奏者 寄田真見乃さんが紹介されていた。




長さが一尺八寸であることからその名がついたとか。



使用されている尺八は、

プロになれば江戸時代などの物なんですね。


このあたり、ヴァイオリンとにているような・・


番組の中で尺八の楽譜も出て興味深い。

尺八の楽譜は縦に書いてある。。


顎の動きで、西洋音楽でいう半音を表現。

日本人ならではの器用さというか。


ピアノはポ〜〜〜ンと初めてでも音がなるけど

その後、やはり美しさを探求すると

タッチの瞬間の圧や、指の面積をどのくらい使うか

など課題は出てくるけど

こういう息を吹き込んで鳴らす楽器は

はじめ音を鳴らすまでが大変とよく聞きます。


息の吹き込み方、尺八の穴の押さえ方などなど

こちらも奥が深そう。。


寄田さんが最後におっしゃている

「幼い頃から本物、一流に触れる事で興味を持ってもらいたい」


これ、ただ物を与えるということではなく

五感に一流、本物を!という事だと思う。


本物の絵画を愛でたり、

コンサートに出向き肌で本物の音色を体験する

例えばお野菜など旬の物を口にする

自然に出向き、せせらぎ、自然の香り、自然の豊かさを体感する

そういう中で本物を幼い頃から知っていくことは

私も大切だと感じる。


なんでもかんでもよいからといって

与えることはどうかと思うけど

要所要所で本物に触れる、知る、堪能する

これはその時期しかない感受性を養いますね。


どの国にも存在するお稽古事って

本物、一流に触れ五感を養うことを

本来第一の目的なのではないかなと。


生きていく上で、本物かどうか見極めることは大切。

これは経験からしかわからないこと。


フランスやドイツで今、柔道を習う子が多いのは

日本独特の「礼に始まり礼に終わる」

これに惹かれる親御さんや大人が多いとか。


もちろん上達も大切だけど

まずは、挨拶や継続すること、忍耐、相手を敬うこと、言葉使い

こういったことができて、

本当のお稽古事の美しさ、上達があるなと改めて思います。



こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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