【子供の才能は周りの大人の覚悟で大きく変わる!】

「うちの子は才能ありますか?」


これまでなんども親御さんから聞かれた質問。。


もし何度かのレッスンでそれがわかれば

どの先生も苦労されないことだろう。


ただ、譜読みが早いとか、音がよくとれるとか

個人差、微差はあるけど

それが才能につながるかといえば

100%そうでもない。


モーツァルトが神童と言われ、天才と言われ

幼い頃から才能を発揮していたと言われる。


しかし、その陰にはお父さんの並々ならぬ

ご尽力の賜物があってこそ。


モーツァルトが幼い頃かいた曲と言われる中で

どうもお父さんがかいたのではないか??

と言われるものもある。


そこまでしても世に認められたかったのである。


昨年、再度モーツァルトの生家、育った家を訪ねて

手紙や文献からお父さんは本当に人から何と言われようと

幼いモーツァルトを信じ、ありとあらゆるチャレンジを

されたんだと思った。


おそらく現在世界中にたくさんとは言えないが

モーツァルトのような少年少女はいる。


では、彼らがモーツァルト並みの才能を

みんな発揮できるだろうか??


そこには、素晴らしい才能を見抜く大人が必要。

見抜いたから何もせず世に羽ばたけるかというと

それは絶対ない。

その才能を大切に伸ばす指導者、

才能を伸ばしていくうえで起こるであろう困難、

テクニックよりメンタル、マインドの

そういう一切合切を受け止める覚悟を持つ親御さんが必要。

これは素晴らしいものを持っていれば持っているほど

覚悟がいり、凡人には見えないご苦労があると思う。


先生、あとはすべてよろしくおねがいします〜〜〜!!

では、無理な話だ。

(親御さんが音楽家であろうとなかろうと同じ)


毎日練習することも才能

挫折して立ち上がることも才能

ただ音を並べるだけでなく

指使いや分析をするのも才能

本番に強いのも才能・・


これは初めから備わっているものあるが

すべてを兼ね備えているものではない。

日々精進する中で養われていくものだ。


教育と教養とあるが

学校の学びは教育である。


ピアノなど芸術や道とつくお稽古事は

教養=教え養うもの、教えられて養われていくもの


教育は一定の期間、なすべきことをなし結果を出していく


教養は、ある意味、生涯をかけて養われていくものだと思う。


どちらも人生でとても大切なものだ。

しかし、現代は幼い頃から

少々教育に傾きすぎている気がする。


ピアノの才能はもちろん人それぞれだ。

その才能を教え養いながら

その才能を今より少しずつ開花させるために

指導者はその人(本人や親御さん)が見えていない

才能を刺激し、才能を広げていくことが役目ですね。

(口では簡単だけど、これはなかなかでございます)


子供の才能は周りの大人の覚悟で大きく変わる!






こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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