【あなたは 演奏になにをこめて感じているの?】
演奏になにをこめているの?
先日、あるドイツ人の方とお話。
日本文学とドイツ文学に精通されていて
クラシック音楽にもなかなか詳しい。
いろんなお話しの流れから
「あなたは、演奏になにをこめているの?
なにを感じているの?」と。
私は、まず通訳者であると。
作曲家が感じ、書いているものを
私というフィルターを通す。
そこに私が全面に出るのでなく
その曲から私がなにを感じたのかを伝える。
演奏者がその曲を演奏するまでに
経験したこと、環境、すべてが反映される。
それが個性になる。
もちろん幼い頃から英才教育を受けていれば
なおのことよいと思う。
(ただ年齢とともにテクニックのみは
どうかなと思うけど。)
よい通訳者になるには、多くのことを学ぶ必要がある。
むか〜しむかしは
音楽=音を楽しむことができるのは
「学」とつくものを学んだ人のみが心から楽しむことができたとか。
哲学、天文学、文学、語学、数学 etc。。
なかなか私もすべてに精通できないけど
やはり音楽に通じるんですね。
ピアノであれば、練習して指が回ることのみに
とらわれるていることもありますが、
学とつくものも、上達のためのみでなく
人生を豊かにするためにもとても大切にしたいです。
多くのドイツ人って心とか魂とか,こういうお話がお好き。
さすがカント、ヘーゲル、ニーチェ、ゲーテなどの
哲学者を生みだしているお国だけあるなあ。
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