民族音楽
今回は ひとりごと。。我がレッスン生もですが、やっぱりショパン様は日本では根強い人気!反対にシューベルト様は、あまり人気が高くない・・・ドイツで学んで感じたのは、クラシックというと日本ではひっくるめて捉えられている感じしかし、ヨーロッパでは「民族音楽」といった感じ我らのドイツ音楽が、おフランスにわかってたまるかよとか日本人の演奏は、悪くないけどやっぱりどこか演歌っぽいとか卒業試験でアーベントプログラムのメインに他国の作曲家を持ってくると、あまり評価がよくないというのも暗黙の了解だったような・・ (卒業試験といえば思い出す。 夜、コンサートの演奏試験終わって翌日の10時から次なる演奏の試験 仮眠できれば御の字といったところ)デトモルトは、ブラームス様が宮廷のお嬢様などにレッスンのため一時的に住んでいたこともあって、音大生はこよなく学生もブラームス様を敬愛し日々、彼の作品がいたるところで奏でられていた。ブラームス様の住んでいた建物は、現在、散髪屋さんになっている。そうそう、ピアノの巨匠 アラウ様がデトモルト音大を気に入りここで指導したい!と申し出たが年齢オーバーで音大側が断りを入れたというのは語り草脱線したが、一言でクラシックと片付けてしまうにはかなり無理がある。やはり、ショパン様は父上がフランス人でポーランドで育ちフランスで活躍する。ポーランドという土壌があり、二カ国の血が混じることで産出された作品、作曲家といえると思う。ベートーヴェン様は、やはり己の魂の叫びや苦悩、そんなところが作品から感じ取れるのではないか?ブラームス様は、かなり屈折した人だったんじゃないかなその哀愁帯びたところに惹かれるのだが。。シューマン様は、かなりなんというか頭がよいというか文学的であるというか、高貴というか。。シューベルト様は、地味な一面、卓越した才能をお持ち。でも、不器用で朴訥としたところが人間味がある。簡単には近づけない距離も感じるモーツァルト様にいたっては天才中の天才きっと、彼の中に世俗的な感覚、感性は少なかったんじゃないかな。最近、特に曲を聴くとこの世から離れたところで音とと遊んでいたんじゃないかと作曲家達の個々それぞれの個性、感性が作品に反映され、才能溢れた優秀な人達だけど、人間臭さに触れると多少の親しみを覚える今日この頃です。。。
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