【暗譜って必要?】
暗譜。
ピアニストは、ソロで演奏する時
楽譜に書かれていることをすべて覚えて演奏する
宿命にある。。
これは、最後の最後まで緻密に準備するけど
不安もつきまとうものでもある。
もともとあのシューマンの奥様 クララがピアニストという職業を
作り上げたのだけど
(シューマンは練習で指を痛め、演奏家を断念。
クララに僕の手になって欲しいとプロポーズしたわけだ)
それまでは、自作自演というのが主流だった。
これだけピアノの場合音が多いと
暗譜をすることで、自由な表現になることは確かである。
楽譜を追いかけながら、表情豊かにとは
なかなかならない。
音のみを覚えると勘違いする人もいるけど
指使い、調性、強弱、フレージング、
アーティキュレーション等々・・・
本当に一瞬のなかに多くのものを散りばめていく!
これがその人の個性にもなり
醍醐味となり。。
例えば、人前でセリフなどを見ないで、数分から数十分
間違えることなく、覚えて演じる。
こう説明すると、我々のストレスも
ご理解いただけるのではなかろうか・・
年齢とともに楽譜の読み方が変わってきて
若い頃は見えていなかったことが見えたりするから
歳を重ねるのも悪くないもんだとも思う今日この頃。
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