【暗譜って必要?】

暗譜。

ピアニストは、ソロで演奏する時

楽譜に書かれていることをすべて覚えて演奏する

宿命にある。。



これは、最後の最後まで緻密に準備するけど

不安もつきまとうものでもある。


もともとあのシューマンの奥様 クララがピアニストという職業を

作り上げたのだけど

 

(シューマンは練習で指を痛め、演奏家を断念。

クララに僕の手になって欲しいとプロポーズしたわけだ)


それまでは、自作自演というのが主流だった。



これだけピアノの場合音が多いと

暗譜をすることで、自由な表現になることは確かである。



楽譜を追いかけながら、表情豊かにとは

なかなかならない。



音のみを覚えると勘違いする人もいるけど

指使い、調性、強弱、フレージング、

アーティキュレーション等々・・・

本当に一瞬のなかに多くのものを散りばめていく!



これがその人の個性にもなり

醍醐味となり。。



例えば、人前でセリフなどを見ないで、数分から数十分

間違えることなく、覚えて演じる。



こう説明すると、我々のストレスも

ご理解いただけるのではなかろうか・・

 

 

年齢とともに楽譜の読み方が変わってきて

若い頃は見えていなかったことが見えたりするから

歳を重ねるのも悪くないもんだとも思う今日この頃。



 

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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