ピアノは手が大きい方が有利なの?


よく会話の中で

「私は手が小さいから曲によっては弾きにくい」

など聞きますよね?

写真の手はショパン様の手。

どうでしょう?

大きく感じますか?それとも反対??


意外と華奢な気もしませんか?

超繊細な雰囲気が醸し出ている。

きっと、ジョルジュ=サンドも手を焼いたにちがいない!


さて、手が大きい方が楽にオクターブやオクターブなどのトレモロを

弾くことはできますね?


私がドイツ音大時代、ドイツ人の友人(男性)がたまたま

同じ曲をやっていて、(確かドビュッシーの映像だったような)

練習中ひょっこりやってきて、

「君はどこが弾きにくい?」

と聞かれ答えたら、

「僕は手が大きいから細かく早い動きの時

黒鍵の間に挟まったり、小回りが悪いんだ、

「君は気持ち良く小回りが効くね!」と。


私とあちらの手は、子供と大人ほどの違い。

体型もあちらは身長190センチ近く・・

なので出る音色も違うし、もちろんテクニックや解釈など

いろんなことが違うので手の大きさのみではない課題があるのですが。


アシュケナージもオクターブ届くか届かないかくらいらしい。

ある雑誌で

「オクターブくらいしか届かない人はピアノはすべきではない」

とどなたかの評論家が言った。


するとアシュケナージは猛反論。

「そんなことはない。手の大きさのみでカタズケルもんじゃない!!」と。


これ、私も同感。

華奢な手というのはハンディがあるけど

手を甘やかさないというか、小さいからどうすればいいのか?

と探って練習すればいいのではないか。

華奢な手にあった曲を無理なく選んで練習していくのも一つ。


手が小さいからできない


こういう固定観念にはまり込んでしまう方が危険だな。


ピアノの先生でレッスン受講いただいている方も

そこにとらわれ過ぎてできないものと思い込んでいたとおっしゃいます。


意外と零コンマのテクニックを身につけることで

そのトラウマが外れることは多いですね^^


手の大きさに関わらず、一長一短がある。

まずは思い込みを外してみましょう!

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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