【演奏動画 バッハ インヴェンション第8番】

バッハ インヴェンションシリーズ 

 今日は第8番 ヘ長調をお届けします。


 J.S.BACH 

INVENTION No,8 F-Dur

PIANO 

MIYUKI KODAMA 


J.S.バッハ 

インヴェンション第8番 へ長調 

演奏 こだま美由希  


第8番

とても生き生きとした活気のある曲で

インヴェンションの中でも好まれる曲といえるのではないかな。


ヘ長調の主和音の分散型のMotiv

それに続く16分音符の下降する音型の対位句。

左が1小節遅れで同じく模倣される。



大きく分ければ3つに分けることができる。

譜面ヅラは易しそうに見えるが、

演奏してみると案外見た目より難しいかもしれない。


インヴェンションを書き始めたのは

バッハがケーテン時代の中頃。

当時10歳になった長男の教育にというのが

当初の目的だったらしい。


その結果生まれたのが

「ヴィルヘルム・フリーデマンのためのクラヴィーア小曲集」

この中に62曲あってインヴェンションの最初の形がみられる。

シンフォニア(3声)はファンタジアとあった。

その後、1723年にこれらを加筆修正して

曲名も変え、自ら清書をしたらしい。

これがインヴェンションの最終稿といわれるもの。


こうして鑑みると

子供の年齢、父親としての目線、指導者としての目線。

音楽家として、これまでの経験にもとずき

綿密に数年かけてかかれたものということがわかります。


10歳前後の人たちは、インヴェンション必須ですね!!

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

0コメント

  • 1000 / 1000