【 文系+理系=美系 =人生にも演奏にも通ずる】

クラシック音楽を演奏していて 

年齢を重ねるにつれ
感じることがある。 




ジャズやポップスのように
規則的なリズムを刻むわけではない。 

一音一音の重みはクラシックとは違うと思う。

 これはどちらが良いとか悪いという問題ではない。 

そのジャンルの個性だ。 

規則的なリズムは人を興奮させる作用があるので 

多くの人がポップスなど親しみが湧くのは

 原理原則に叶っているのかもしれない。。 


しかし、クラシック音楽も
拍子にのっとって

演奏することはもちろん
多くの決まりごとも存在する。


 その中で演奏する人の 

テクニック、センス、価値観など
1曲を箱とすると、

 その中に多くのものが凝縮されるわけだ。 


 指使い一つをとっても、

 同じ曲でも手の大きさ解釈により 違ってくることもある。 


 クレッシェンドやデクレッシェンドも 

どの辺りから仕掛けるのか、 

なぜそうするのか、 

どのくらい膨らますのか、 

それに対する時間の作り方は・・・ 


 あげるとキリがない・・ 


 しかしこれって人の人生にも通じる気がする。 

 人が世の中で生きていくのに
多くのルールが存在する。

 ルールの解釈も時には個人によって
多少の相違もあり 

その中で個人個人の役割があって

 様々な価値観、環境から
その人の個性が産まれ 

共感する人もいれば反対の人もいる。 


 そんなことから人生の縮図を 

ピアノを学び続けることで教えられたり
気づかされている気がする。


 確か、備前焼の「人間国宝 藤原 雄さま」の 

ご長男「 藤原和さま 」がおっしゃていた。 


 文系+理系=美系  


 美しきものには、双方が宿ることが必然であると。 


1991作 / 透し花器

藤原和さまのHPからお写真を拝借


 これには唸ってしまった。 

まさしくおっしゃる通り。。 

奥が深い・・

 感受性もルールも様々なものが相まって
芸術は産まれる。 

経営にしてもそうではないだろうか・・ 


 私も、公私ともに美系をめざしたいものだ!   

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

広島市中区にてピアノ教室主宰。ドイツ国立デトモルト音楽大学卒業、ドイツ留学中、ドイツ・イタリアにて演奏活動、広島交響楽団と共演等。音色から情熱と愛を紡ぎだすピアニスト&指導者。 英才教育の一環として子供にピアノや絶対音感を活かせるジュニアクラスや初心者の大人でも基礎から楽しく学び、趣味としてピアノ演奏を学び人生が彩豊かになる道をレクチャーしています。テクニック・こころ・思考力の3つの法則が柱。

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