【人生甘いも酸っぱいも経験すると・・・】

来月4月16日 日曜日のリサイタルに向けて 

準備をしているけど 第2部で演奏するブラームス・・ 


(若いころはなかなかハンサムじゃないの!)


こちらは私から愛情たっぷりのビデオレター^^



59歳のころの作品で、

それまでの重厚で音数も多く 大きな作品とは違い 

(人生の大半をベートーヴェンをとても意識していたとも言われる) 

なにかつき物でも落ちたような すっきりと

そしてこじんまりした小品。 


 なれどなれど、やはり一筋縄ではいかないのでござる。 

和音の変化、響き 研ぎ澄まされたとでも言おうか 

洗練されたと言おうか なんと言おうか・・ 

 一瞬たりとも気が抜けない。 


ブラームス59歳   

大切な人を立て続けに失い 作曲家としても引退を考え 

自分の人生に終盤についてもあれこれ感じ 

出口のないような彷徨うようなメロディもある。   


しかし なんだか我々大人を包み込んでくれるような 

大なり小なりみんな抱えている傷を 

それでいいんだよと言ってくれているような。。 


若いころの私は、このブラームスの最期のあたりの曲は 

いまひとつ捉えどころがなくて弾けないなあと思っていた。 


しかし、今はとても心に響く。 

 演奏するOp,117は「我が苦悩の3つの子守唄」 

とも言っていたらしいし。。 


(御年を召されたブラームス、貫禄充分だわ)


きっと大人のための子守唄なんだと思う。 

だからと言って決して暗くなく 

勇気を出して進もうとするする気持ちは Op,119にとても表れている。


4曲目のラプソディはとても濃厚な和声で進む中にも

少しおどけた明るさもある。 


 人生、甘いも酸っぱいも経験した人だから 

大人のための子守唄がかけたんだと思う! 

ぜひ、ライヴでお聴きくださいませ〜。      



こだま美優希ピアノアカデミア・広島市中区

広島市中区の「こだま美優希ピアノアカデミア」では、 基礎を大切にしながら絶対音感を養うジュニアクラス、 初心者の大人も安心して学べる趣味レッスン、 音楽のある豊かな時間をお届けしています。 レッスンの柱は 「テクニック・こころ・思考力」 心を育み、考える力を養い、自分らしい表現を大切にする指導を行っています。 音楽を通じて新しい一歩を望む方とのご縁を、心より楽しみにしています。

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